大根は千両役者

この言葉はよく使われていますが、正確な由来をご存知でしょうか。大根はとても消化のよい野菜です。ジアスターゼという消化酵素や、脂肪分を分解するものが含まれていて、消化活動を促進するのに役立っているのです。

またビタミンCやカルシウムも含まれています。このため、どんなに大根をたくさん食べても胃かもたれるということはなく、当たることなどないのです。このことから、当たることのないヘボ役者をさして「大根役者」というようになりました。使いものにならない人やパッとしない人のことも「大根だ」などといいます。

大から大根と呼ばれては困りますか、野菜の大根は消化剤として優れた価値のあるものですから、お料理にはどんどん使いましょう。ステーキなども、おろしじょうゆで食べると和風で日本人の口に合います。消化面からもとてもいいことです。

また大根の葉にも豊富なビタミンやカルシウムが含まれています。昔の人は大根の葉を干して、つけ合わせやごはんに混ぜて食べていました。捨てずに上手に利用したい部分です。大根は栄養的には大変有能だといえるでしょう。

— posted by 古川 at 04:52 pm